2009年1月19日

薪ストーブ

あっ,お金をおろすのを忘れた
と思って財布を覗いたら,4ドルちょっとしか
入っていなかった.

お弁当を持ってきていているので
お金を使う予定はないにしろ,
日本円にして約300円.

いくらカードがあるとはいえ
なんだか悲しくなってくる.

せめて5ドルでもいいからお札を
一枚ぐらいいれておくことにしよう.

さて,日本に帰っていたときの生活.

入籍したあとどうしていたかといえば
うろうろしていた.

数年前に両親が家を建てたのだが
いろいろあってまだ引越しはしていない.

徐々に荷物の移動など行なわれていくのだろうけれど
まだ完全にはそこに移っていないため
勝手に使っていーよ.と言ってくれたので
かみさんが仕事が休みのときは,そこに泊まったりした.

その新居にいただけではなく,
かみさんの家にお世話になったりもして
いろいろよくしてもらった.

新居にいたときは,たいてい
かみさんとの二人きりだったわけだが
のんびりとコタツにもぐりながらテレビを一緒にみてたりすると
あぁ結婚したんだな.としみじみと実感した.

が,その雰囲気を壊すものがあった.

それは,ストーブ.

正確にいうと,薪ストーブだ.

新居の暖房システムは基本的に
薪ストーブとなっている.

なぜ薪ストーブシステムにしたのかは
親に聞いてみないとわからないのだけれども
なかなかオシャレなものだ.

誰でも一度は憧れたものではないだろうか?

薪ストーブの前でおばあちゃんが
椅子に座りつつ編み物でもしている.

その横にはでっかい犬が気持ちよさそうに寝そべっていて
パチパチという音が心地よく聞こえてくる.

僕が薪ストーブときいて思い描く
映像がこれだ.

柔らかく部屋が暖まるイメージがあり
自然の温もりとでもいうのだろうか
優しい感じもする.

そんな薪ストーブがあるのに
なぜ上で雰囲気を壊すと書いたのだろうか.

むしろ雰囲気を盛り上げ
新婚ムードをよりいっそう高めるのが
普通かもしれないけれど,そうでもない.

たしかに薪ストーブの前に座っていればいいのだが
しかし,コタツでテレビのほうが魅力的だ.

で,なにが起こるかといえば
薪をくべにコタツを離れないといけない状況におちいるのだ.

おきがあればそれなりに暖かいわけだけど
冬の寒さには負ける.

家の中はそれなりに広いし
火を燃やしていないと寒い.

そんなわけで薪をくべるわけだけど
その頻度はけっこうなもの.

コタツでまったりしつつも
ストーブが気になるのでちょこちょこ見に行く.

薪をくべるのにも一定の手順があるし
これがいちいち面倒くさいのだ.

たしかに部屋,特に2階はかなり暖かくなるし
見た目もいい感じなのだが,やはり
憧れは憧れにとどめておくべき.

将来もし家を建てることがあれば
薪ストーブの選択肢は完全になくなったのであった.

投稿者 カズ : 21:56 | 雑記

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