2009年2月20日

Cayman islands

ものもらいができた.

体質なのかしらないけれど
けっこうよくできる.

今に今始まったことでもないので
しょうがないのかもしれないけれど
できれば,これがなかなかの邪魔物.

ただ出来やすいというのはわかっているので
日本からものもらい用の目薬をもってきていたりする.

特にメーカーにこだわりはなく
一番安いやつを買うわけだけど
唯一こだわるのが,小分けで1回使い切りのもの.

頻繁になるといっても,月に1度あるかないか
ないほうが多いぐらいのものなので,
空けたものをそのまま次に使いまわすのは
なんとなく嫌だ.

というわけで,使い切りタイプのものを
3箱ぐらい持っている.

これだけあればなんとかなるだろう.

それに,違和感を感じたら
早めの対応をするので,そこまで
大きくなることもない.

今回も比較的早く直りそうだ.

ものもらい.

さっさと直してしまいたい.

さて,今のアパートには
ランドリー設備がある.

アパートだとたいていついていると
思うのだが,例えば一番最初に借りていた
家にはなかったので,コインランドリーに
行く必要があった.

アパート内にあれば,洗濯物をもって
歩き回る必要がなくなるので便利なのだが
基本的にお金がかかるのは一緒.

たいていの場合,25セント硬貨か1ドル硬貨を
使って洗濯機・乾燥機を動かす.

25セント硬貨と書いたが,もちろん
1枚なんてことはなく,1ドルなら4枚.
1ドル25セントなら5枚セットする必要があり
これがなかなか面倒くさい.

今いるアパートでは最近
洗濯機が替わったため,洗濯には
1ドル1枚と25セント1枚.
乾燥には1回25セント4枚が必要となっている.

その前は,25セント5枚必要だったので
まだマシだが,しかし,それでも25セントの
需要はかなりのものだ.

日常生活のお釣りなどでそれを
まかなうことは不可能に近く
どうするかといえば,銀行で両替.

20ドルを全部25セントに交換してください
とお願いして,10ドルずつの束になった
25セントをゴトッともらうのはなかなか気持ちいい.

ただもちろん銀行で替えてもらうものだけでなく
日常生活で25セントが手に入ったら,できる限り
取っておくようにしているのも事実.

そんなわけで,お財布を覗いていたときのこと.

25セントが3枚か.
どれ.珍しいのはあるかな?
と見ることに.

カナダにしろアメリカにしろ
25セント硬貨はいろいろ絵柄に種類がある.

カナダでいえば,例えば各州ごとのものがあったり
去年はバンクーバーオリンピックを記念して
その図柄のものが出回っていた.

郵便局などにいけば,それらは
きちんと封してあって記念コインセットとして
売られていたりするのだが,しかし
自己満足なら市場に出回っているのだけでも十分だ.

なにかあるかな?と思ってみていたら
なんだか見たことがない25セントを発見.

ヨットが書かれていて,まるで
カナダの10セントのよう.

ただ数字は25とかかれているし
大きさも25セント硬貨と同じようだ.

ただ少々カナダのものより厚みがあったので
アメリカのものか?と裏を見てみる.

…あれ?アメリカのものじゃない.

そこに描かれていたのは
なんだか見覚えのあるおばちゃん女王様.

エリザベス2世(ELIZABETH II)

うん?したら,カナダ?
でも,この厚みは絶対にカナダじゃないし
アメリカだ.

絵柄も言っちゃ悪いけど
アメリカのような大味感覚.

もしかして,アメリカがエリザベス2世のものを
作ったのか?と思うも,さすがにそれはないだろうと
思いなおす.

もうちょっとじっくり見てみると
CAYMAN ISLANDS
と書かれているのがわかった.

cayman islands

どこだ?

さっぱりとわからない.

たぶん国なんだろうけれど
それすらはっきりしない.

というわけで,cayman islands 25 cent
で検索すると,いくつかヒットした.

一番最初のをクリックすると
おぉ.手元にあるものに似ている.

ちょっと違うのは,その写真のものは
金色が入っていて,僕の手元にあるものは
そんなものがないということだ.

近い.近いところまできた.
とさらに,見ていくと,ウィキペディアを発見.

さっそく見てみる.

Cayman Islands dollar
という項目で,そこに載っている写真.

まさにそれこそが僕が持っている25セント.

唯一違うのは,エリザベス二世が
もうちょっとおばちゃんになっているぐらいだ.

ただこれはしょうがない.

1999年の発行で,さらにこの年を取るのは
カナダでもあること.

昔の25セントと今の25セントでは
明らかに今のほうがお年を召されている.

ということは,イギリス系だ.

ちょっとその項目を読んでみると
Cayman Islandsで現在使われているお金の単位(KYD)とあり
1KYDは1.2USドルだそうだ.

1972年にできた通貨単位だそうなので
比較的新しいといえよう.

ちなみに世界中に数あるドルの中で
一番高いらしい.

つまり,僕は儲けたというわけだ.

まあ,カナダにいる限りそれは25セントでしかないわけだけど.
(カナダ.特に国境の町ウィンザーではアメリカのコインも
普通に使えるため,たぶんこれも普通に使えると思われる.
ただしここでいう普通は,カナダの25セントとして使えるという意味である)

ところで,Cayman Islandsとは
いったいどんな国なのだろうか.

こちらは,日本語のウィキペディアにもあった.

ケイマン諸島と日本語では言うそうで
場所は西インド諸島.

エリザベス二世がコインに載っていた理由は
イギリスの海外領土であるため.

ちなみに,グランドケイマン島(Grand Cayman)
ケイマンブラック島(Cayman Brac),
リトルケイマン島(Little Cayman)の3島から
なっているそうだ.

首都はジョージタウン,
2002年時点で41934人だそうだ.

まあ,詳しくはウィキペディアでも
読んでもらうとして,たった25セント.

25セントでずいぶん楽しい思いができた.

これを洗濯機に使うのはなんとももったいない.

いつかこの25セントを
生まれた土地に返しにいきたいものだ.

投稿者 カズ : 22:40 | 雑記

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