2009年2月25日

深海魚

日本に帰る友達から
いろいろ貰ったのだが
その中の一つに,ダンベルがある.

欲しいなと思っていたのだが
ダンベルというのは案外高い.

鉄の塊にこの値段か.
と思うとなかなか手が出なくて
また,車がないと家に持って帰るのが
しんどい.

なくても生活には困らないものなので
結局,買わなかったのだが,もし
もらえるようなら喜んでもらうというわけだ.

もらったものは調節可能なダンベルで
5 kg, 10 kg, 15 kg.

とりあえず10kgをやってみたら
これが思いのほかきつい.

ただ5kgに戻すのはなんとなく
負けた気がするので,しばらくは
10kgでトレーニングするつもりだ.

そのしばらくがどれぐらいか
わからないけれど…

さて,ネットをみていたら
けっこういろんなところで
ニュースとして取り上げていたのが
深海魚デメニギス(Macropinna microstom).

youtubeに動画があったので
興味がある人はみていただければいいのだが
なかなかインパクトのある存在だ.

透明な頭のなかにある緑色のものが
目だそうで,顔にある目にみえるものは
鼻だそうだ.

なんともユニークな存在なのだが
しかし深海魚というのは得てして
奇妙な姿形をしている.

太陽の光が届かない世界で
過酷な生存競争に生き残るために
進化してきたその形は,魚ときいて
頭に浮かぶような形とはかけ離れていることが多い.

現在,地球科学なんてものを勉強しているけれど
一時,この深海に憧れたことがあった.

まあ,今でもいけるものなら行ってみたいけれど
行くとするならば深海魚を眺めるのではなく
地形などを観察するほうでだろう.

例えばブラックスモーカーなどは見てみたいが
深海生物が目の前に現れれば,地質的特長なんて
ほっぽりだして,そちらに目がいってしまうと思う.

そもそも露頭の観察・記述といったのは
あまり得意ではない.

そういったものが苦手で
地質から離れてきたといっても
過言じゃないかもしれない.

閑話休題.
なぜ深海生物の研究分野に進まずに
地球科学にやってきたかといえば
そこにたいした理由はない.

たぶん生物学というのを
高校時代に取っていなかっただろう.

そして,生物のスケッチなどというか
絵を描くことがこの世でもっとも苦手といっても
いいレベルなので,そういったものが必要となるであろう
生物系の分野には進もうとしなかった.

ただ東海大の海洋科学科だかなんだかを
受けていて,合格していたので
もし富山に落ちて,そこに行っていたら
どうなっていたかわからない.

今でも例えば動画で深海に
関したものがあれば,時間を忘れて
見てしまうし,それが深海生物となれば
極真面目に見る.

酒を片手になんてとんでもなく,
もうただ熱中して,ほぉ.とか,へぇ.を
連発する.

こちらのサイトはもちろんお気に入りに入っている.

なんだろう.

宇宙というのも魅力的だが
深海のほうが僕にとっては惹かれるものがある.

暗黒の世界には,まだ見たこともないような
想像を超えるような生物がいる.

宇宙にも生物はいるだろうけれど
僕の勝手な予想では,僕が生きている間に
もし地球以外の生命にお目にかかることができても
おそらくアメーバとかのレベルではないかと思う.

タコのような火星人なんて夢のまた夢.
顕微鏡を用いないとその存在がわからないほどではないか.

しかし,深海には,いる.

わけのわからない.という言葉がぴったりの
魚がまだまだいるはずだ.

それはもし言われなければ
“宇宙人”のような姿形をしていることすらある.

考えただけで,ワクワクしてくる.

深海.

たしかこの分野は日本が
リードしているはずだ.

しかし,まだまだ謎はある.

いつか研究目的とかなんとかいって
観光しにいきたいものだ.

投稿者 カズ : 22:05 | 雑記

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