2009年2月18日
アパート-その後
アパートがなんとなく決まった.
なんとなくというのは
なんとも変な感じがするけれど
しかし,まだリース契約の書類を
受け取っていないので,仮契約とでもいうか.
来週に連絡があり,
そこで契約完了となる.
出来ればもうおしまいとしたいのだが
そのへんはしょうがない.
僕は4月からを希望していて
大家さんは3月から入れる人を
探している.
さすがに住みもしないのに
1ヶ月も余分に払う理由はなく
4月からなのだが,大家さんとしては
3月から入りたい人がみつかったら
そっちを優先させたいとのことだった.
その場合,どうなるかというと
5月から空く部屋を借りることになる.
今いるアパートは4月いっぱいはいることが
できるので,ホームレス状態にはならないのだが
しかし,部屋が2人で住むには狭すぎる.
かみさんが来る前にある程度荷物を
移動させておきたいこともあって
4月からを希望しているわけだけど
その辺はもう運を天に任せるほかない.
まあ,どっちにしろ
そのアパートの一室を借りることが
できそうなのは間違いないだろう.
で,今日,書類を提出してきた.
たぶん今までで一番面倒な書類だった.
逆に言えば,しっかりした書類.
現住所に現在の大家さんの情報,
一個前の大家さんの情報,収入を含めた仕事の情報,
銀行の情報などなど.
うわ.面倒くせーと嫌になってきたのだが
最後にとどめがやってきた.
referenceを2人,そして,creditを1つ.
最初に書いておくと,creditというのが
なんなのかはわからない.
自分の銀行以外と書いてあったので
そこに書くべきは個人じゃないと予想できるのだが
さっぱりと意味がわからない.
教授に相談したら,なんだろうね.
よくわからない.といっていたほどだ.
referenceというのは,保証人.
保証人.留学生に対して保証人って
どうすればいいんだ.
これも教授に相談したら,俺の名前を書いておきなー
といってくれたので,まずは一人.
続いて,もう一人.
いない.そもそも保証人ってのは
カナダの場合,どんな人がなるのか?
で,教授にきいてみると,
普通は本人に関連した人.
ただし親類とか友人とかでは基本的にダメ(その人の社会的立場による).
例えば,通っている教会の神父(牧師)さん.
かかりつけのお医者さん.などがそれに当たる
とのこと.
…残念ながらそのどちらとも僕にはいない.
かかりつけのお医者さんなんて
1年に1度行くかどうかの歯医者さんぐらい.
Family doctorはいない.
教会に至っては,ウィンザーで行ったことがない.
他の宗教的なものの同じだ.
僕はそもそも大多数の日本人と同じく
仏教と神道が入り混じった感じである.
除夜の鐘を突きに行くし
初詣も行く.
なんとなく生活の一部になっていることは
するけれど,それ以上は特にしない.
カナダでは教会が重要な役割を
果たすというのはきいたことがある.
一定の地区ごとにあって
その種類も様々だ.
毎週日曜日に集まってサービスを受け
その後は,たいていチャットの時間.
つまるところ,その地域の社会コミュニティーの
場となっている.
ニュアンスは違うかもしれないけれど
自治会館みたいなものだ.
よって北米の場合,まずは教会に行くことが
手っ取り早くその地域社会に溶け込む一番の方法
じゃないだろうか.
あまり日本人の感覚にはないのだが
将来,日本人があまりいないような地域に住む場合
けっこう重要になってくるかもしれない.
まあ,もちろん今のところは必要ないわけだが.
閑話休題.
指導教授はもちろん保証人として充分なのだが
なにせ二人.
どうしたもんかと思いつつ
教授の名前があればいけるんじゃないかな
という思いもある.
なにせ教授の親戚の人.
いけるだろう.
というわけで,教授に,
教授一人でいいかどうかきいてみます.と伝えると
たぶんいけるよ.もし無理だったら,俺のかみさんの
名前を書いときな.と言ってくれた.
ありがたいことだ.
学科の秘書の人に頼んで
収入の証明書を発行してもらい
準備完了.
さっそく大家さんに電話をして
保証人が教授しか見つからないんですけど…
というと,あぁ,いいよ.それで.
となった.
しっかりしてる人ってわかってるからね.
埋めれる範囲で埋めといてくれればいいよ.
ということだった.
初めから言ってくれれば.と思いつつ
そしたら書類はもう準備できてます.と
渡しに行ってきたのだが,しかし,保証人問題.
僕の場合,結果的にそれほど厳しくなかったわけだけど
ここまで厳格にやっているのは理由があるそうだ.
これまた教授にきいた話だけれども,
例えば,途中から家賃を払わなくなった入居者にたいして
追い出すことのが非常に難しいらしい.
弁護士を通して話を進め,6ヶ月はかかるとのこと.
その間の費用はもちろん自分が払わないといけないし
時間も金もかかる.
また設備を壊したり大幅に汚してそのまま行ってしまった場合でも
これまた困ったことになる.
そんなわけで,例えば前の大家さんに
連絡を取ったりしてどんな人物だったか
確認したり,きちんとした収入はあるかどうか
知っておきたいとなるわけだ.
アパートを借りるにあたって
初めて教授にいろいろ相談した気がする.
毎回てきとーに決めて,事後報告で
済ませていたのだが,そうはいかなかった今回.
いろいろと勉強になった.
投稿者 カズ : 22:21 | 留学生活