2009年2月13日

愚痴-実験

昨日のこと.
明後日の夜,飲みに行く?
と友達にきかれた.

まだわかんね.と伝えてあったのだが
今日,その友達が,やっぱり今回はやめた
といってきた.

別にそれは全然構わないのだが
その飲みに参加するといっていた別の友達が
明日の夜はどうするの?ときいてきた.

明日の夜?飲みに行くって話だったけど
中止になったよね.と答えたわけだが
なんだか話がかみ合わなかった.

なんだったんだろう.と思いつつ,
家に帰ってきて,ふと気がついた.

明日って,バレンタインだ.

もしかしてバレンタインどうするの?
ってことだったのかしらん.

特に予定もないというか
かみさんが現在旅行中なので
メッセンジャーなども特になし.

誰か別の友達を誘って飲みにいってもよかったが
バレンタインに男数人で飲みに行くのも
なんだかなといったところだ.

バレンタインデー.

とりあえず家で一人
チョコをつまみにウィスキーでも
ぼんやりと飲むとしようか.

さて,けっこう前からとある装置の
使い方を教えて欲しいと頼まれていた.

先月はちょっと忙しかったこともあり
引き伸ばして今日やることになった.

その実験は帯磁率の低温変化で
それがなんなのかはマニアックすぎて
ここに詳細を書くことはできない.

ようするに液体窒素を使って
低温状態の磁性を調べるというわけである.

これをやると2時間以上はかかるので
あまり気が進まないのだが,現在,
これを扱えるのがその装置の持ち主の教授を除けば
僕ひとりで,そして,その教授が
サバティカル休暇中ともなれば,しょうがないというもの.

いや,教えるのは構わないのだが,その人が
まずは説明書を読まない.読んでも理解しようとしない.
やり方を教えてもそのとおりにやらない.
となると,あまり正直なところ教える気にならない.

例えば装置の掃除方法を教えて
3回に1回は掃除してね.といったのだが
まったくもってその形跡はなし.

今日,それに気がついたので
前に教えたよね.使ったら掃除をしてよ.
といったら,前に見せてもらったけど
一人でやる自信がない.またもう一度見せて.
といわれた.

これは構わない.わからないで
勝手にやられるよりもいいのだけれども
なぜ指摘されるまで放置するのだろうか.

3回測定を終えたところで
ききにこいよ.
というのが,本音だ.

装置関係は一度壊れると
全員に影響がでるのでしっかりとして欲しい.

まあ,いいや.愚痴ってもしょうがない.

液体窒素を用意して,さてやろうか
と思ったら,専用の漏斗がみつからない.

漏斗はあったのだが,先っぽのメタル部分が
どっかにいってしまったようだ.

それがないと装置に液体窒素をいれることが
できないので,実験自体できないことに.

思えば,低温変化なんてここ2,3年は
誰もやってないんじゃなかろうか.

その間にいろいろあってどっかに
いってしまった可能性がある.

というわけで,まずはその漏斗の先端部分探し.

結論からいうと,見つからなかった.

どこを探してもない.
さらに代わりになりそうな漏斗もない.

ポスドクの人が,どうしようか.
アルミのケーキ型でなんとかなるかな?
と工作を始めた.

とりあえずお手製漏斗はできたのだが
どうも怪しい.

安定するかどうかも問題だし
溢れ漏れないかどうかも心配だ.

考えていると,その実験をやりたい子が
いいよ.私が押さえているから.というではないか.

いや,そんな問題でもないんだけども….

と友達と話をしていたら,
手袋が必要だよね.と取りにいった.

で,持ってきた手袋.

軍手のような普通の手袋に
薄いゴム手袋.

…みんな呆れて言葉もでない.

せめてこれだよ.と液ヘリ充填時につかう
低温作業用の手袋を出すと,一度はめてみて,
だめ.これは厚過ぎて不便だ.やっぱりこれでいいよと
薄手袋をはめはじめた.

もうなんていうんだろうね.

思うにこの人に実験をさせちゃ
ダメなんじゃないだろうか.

結局,装置が心配なのでそのお手製漏斗は
やめようとポスドクの人と結論付け,さっさと壊したのだが
それでも,その人は,いや私が持つからいける.
とねばっていた.

根本的なズレがある.

装置に対する考えもそうだし
安全面に対する意識もそうだ.

実験に関してはマジメで
かなりハードに取り組んでいるが
その自己中とも思える姿勢が疑問に思えることもある.

漏斗が見つかったらやり方を
教えなきゃいけないのかね.

正直,不安しかない.

投稿者 カズ : 23:59 | 雑記

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