2008年3月1日

白菜と豚バラの重ね煮

今の家に引越してきて
楽になったのは,洗濯.

地上の人とシェアしているので
いつでも好きなときとまではいかないが
たいてい使いたいときに洗濯機を使える.

洗濯機はベースメントにないので
地上にいかないといけないが
それでも,コインランドリーまで
わざわざ行かないで済むというのは
非常に大きい.

別にコインランドリーも遠かったわけではないが
それでも,家にあるかそうでないかの
違いは十分になる.

そんな洗濯なわけだが
なんか癖が抜けなくて
結局1週間に1回というペースに
なっている.

量によっては2回まわすこともあるが
それは続けてやってしまうし,
コインランドリー時代から続く
週一ペース.

別に洗濯が嫌いというわけではないんだけどね.

富山時代は乾燥機がなく
また干すことのできるスペースも限られていたので
1,2日に1回,つまりほぼ毎日洗濯をしていたりした.

なんとなく溜めるのが嫌いというか
やはり干す場所そして大量の洗濯物を
畳む面倒くささを考えると,毎日少しずつ
やったほうがマシというわけだ.

が,ウィンザーではそうはいかない.

最初の数週間過ごした寮にしかり
その後,約3年お世話になった家にしかり
コインランドリーだった.

つまり,金がかかる.

富山時代も水代がバカにならなかったのでは?
と疑問を持つ方もいるだろうが,そこは大丈夫.

アパートで共同の洗濯機だったため
共益費に全て含まれていた.

ドアの目の前に洗濯機があったため
ほぼ毎日使えたという次第だ.

そんな使い放題の状況から
一変したカナダ.

毎日コインランドリーに
行く時間もなければ,お金もない.

洗濯機も乾燥機も大きいし
一週間分ぐらいなら余裕でいける.

というわけで,ウィンザーに来てからは
1週間に一回となってしまったわけだ.

現在では新しい家で
コインランドリーに行く必要もなく
もちろん洗濯機・乾燥機の使用に
お金がかかるわけでもないのだが
なにせ時間を考えるとやる気が起きない.

というか,そもそも
平日に洗濯をしよう.という気が
まったくもってなくなってしまった.

やっぱり洗濯・乾燥で
1時間半ぐらいかかるのが
ネックだな.

洗濯して外に干しておくなら
実質,洗濯の30分ぐらいで済む.

乾燥機の中に放りこんで
大学に行ってもいいのだが,
それでは他の人に迷惑だ.

カナダ生活.

このまま周一洗濯生活が
続きそうだ.

さて,昨日は友達の家で鍋をやった.

6人で突いたのだが
けっこうな量.

鍋も余ったが,使わない材料も
でてきてしまった.

そこで,参加した人が
それぞれ持って帰ることに.

僕は,白菜半分を貰ってかえった.

さてさて,白菜.

どうやって食べようかしらん.

と考えていたのだが
なかなか思いつかない.

白菜自体はけっこう好きな野菜で
鍋物には必須.

さらには,漬物にしてもおいしいし
八宝菜みたいな感じで,炒めても
おいしい.

半分に切った白菜なので
あまり放置はしておきたくないし
料理をするならば,週末を利用して
一気に使い切ってしまいたいところ.

鍋続きになるのもどうかと
思ったが,結局煮てしまうことにした.

煮る.

ここまでは決定した.

では,具体的にどうするかという
問題が次にやってくる.

クリームシチューっぽくするか
ポトフっぽくするか.

とにかく半分の白菜を
使い切ってしまいたい.

両方とも白菜はいれるが
白菜がメインかといえば
そうでもない料理.

あれこれと悩んだ末に出した答えは
豚肉と白菜の重ね煮.

これしかあるまい.

そうときまれば善は急げ.

買い物に行って,豚バラスライス(300gぐらい)
を買ってくる.

日本で売っているような
豚バラスライスの厚さではなく
もっと厚いのだが,そこはもうしょうがない.

妥協.

まずは白菜を洗って
芯をとる.

で,横に半分にきって
鍋の底に敷き詰めた.

そこに,一口大に切った
豚バラを乗っけて
さらに白菜を上に乗せる.

この白菜と豚バラの繰り返し.

最後は白菜でかぶせて
と思ったら,予想以上の白菜の量に
すべては入りきらなかった.

まあ,煮えてくればかさも減るし
そこで残りはいえれればいいだろうということで
残りはまな板に残しつつ,調理開始.

白菜から水分がでるからきっと
大丈夫なんだろうけれど,やっぱり
焦げは心配どころ.

焦げた瞬間,料理は台無しになるし
ここは,安全策をとって,お酒と水を
少々加える.

もちろん,よほどの白菜でない限り
白菜から水はでるわけでそんなに
ジャブジャブ入れる必要はないだろう.

さらに塩をパッパと振りかけて
コショウも少々いっておく.

そしたら,蓋を閉めて
あとは最初,中火ぐらいで
煮えてきたら弱火に落として
コトコトと煮ていけばいい.

何回か不安になったので
鍋を時々振ったが,弱火だったこともあり
また白菜から大量の水がでてきたこともあり
焦げ付く心配は無用だった.

煮えてきたら,残りの白菜もいれて
あとはそれが煮えるのを待つばかり.

で,完成となるわけだが
ふと思ったのは,どうやってこれを食べようか.
ということ.

ポン酢や大根おろしといったので
頂いてもいいんだろうけれど,両方とも手元にない.

もちろんそのまま塩味でもいいのだが
なんかご飯のおかずとしては物足りなさを感じる.

どうしたもんかと思いつつ
結局,なにかにつけて食べるのではなく
スープそのものに味付けをすることにした.

まずは出汁.

ヒガシマルのうどんスープ
1袋いれることに.

そこに,醤油と味醂を適当にいれて
塩コショウで味を整える.

…うまい.

やばい.白菜も肉もスープもうまい.

最後に,小口きりのネギを
ドサッと入れれば,完成だ.

白菜はやわらかく味もしっかりしみている.
豚バラは,プリプリなのだがこれまたやわらかく
口に入れるとホロッとくずれていく.

スープは豚の出汁と白菜の甘みが
たっぷり入っていて,これが最高.

一味をパラッとかけて
ちょっと辛味を加えてみれば,
ご飯のおかずにならないわけがない.

簡単だし白菜もたっぷり取れるし
温まるしで,大満足の料理となった.

また春が来る前に
もう1度ぐらいやってもいいかもしれない.

投稿者 カズ : 23:05 | 食べ物

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