2009年4月10日
春という季節
準備がだいたい終わった.
荷物をどうやって持っていこうかと
悩んでいたが,結局,機内持ち込み可能な
大きさのキャリーケースにした.
他の可能性は,普通のスーツケースに
バックパック.
学会に行くのに,バックパックで
というのもなんだか変な感じ.
が,スーツケースだと
1週間の旅には大きすぎる.
キャリーケースだと1週間には
ちょっと足りない気がしなくもない.
どうしよう.と悩みつつ
とりあえずキャリーケースに
詰めてみたら,ギリギリはいった.
モーテルにタオルその他あると
信じて,何一つ持っていかないことに.
下着を詰め込み,後は洗面用具.
なんとかなるもんだなと
とりあえず詰め込み作業は終わったが
お土産その他が入る余地はなし.
まあ,オーストラリア2回目だし
学会で教授と同じ行動だし
そんなもんだろう.
さて,今日は友達と
ご飯を食べに行ってきた.
今学期卒業する友達で
来週には日本に帰って就職活動を
するとのことだったので,
そしたら,自分がオーストラリアに行く前に
飯でも食おうか.ということになった.
ドクターに進むと話していたけれど
それも今は昔の物語.
今後,社会人ドクターの可能性はあるそうだが
とりあえずは就職だそうだ.
マスターとドクターでは大きく違うものがあり
それはかかる年数に専門性.
最低でも3年,北米なら4年かかって
かなり専門職が強くなるドクター.
学部終了してだいたい2年で取得でき
仮にマスターをとってもそれに完全に縛られることがない
マスターとは少々事情が異なる.
ドクター仲間が減ったのは残念だけれども
強制することは全くもってできないし
このご時勢に就職活動はしんどいだろうが
頑張って.というのが精一杯だ.
で,最後のご飯.
といっても,僕自身はカナダ最後ではないけれど
友達にとっては残り1週間の中での夕ご飯.
まだレポートが残っているとのことなので
大学近くという制限があるなかで
食べに行ったのは,中華.
思うに,町の大衆中華屋は
日本のほうがおいしい.
あれは完全に日本のものとなっている気がする.
野菜炒めにしろ中華丼にしろ
エビチリ,レバニラ,炒飯.
地元に溶け込んだような料理屋の
それは毎日通ってもいいような存在で
値段はお手ごろ,量はけっこう,味もかなり
と3拍子そろったような存在.
そういった店ででてくるものは
カナダの中華料理屋で野菜炒めなど頼むより
はるかに上手いわけだが,本格中華と呼ばれている
ようなものは,カナダのほうがおいしいと思う.
カナダで中華料理を食べて,日本で
食べてみると,パンチのなさに気がつく.
よくいえば日本向けの味付けなのだが
それがちょっと寂しい感じだ.
もちろんカナダの中華も中国のそれとは
異なるのは想像できるけれど,中国人が多く
日本のよりも中国の味に近い感じでだしている
荒々しい中華の味は,それに馴れると日本が物足りない.
そんなわけで,中国料理ってのは
悪くない気がする.
おかず二品に白米.
適当に話をしつつといっても
別に思い出話ではなく,ダイエットだったりと
本当に普通の話をして,終わった.
飲みに行くとしても,まだ
その友達がレポートがあるとのことなので
ご飯を食べるだけでおしまい.
お互いの未来の健闘を祈りつつ
別れを告げた.
けっこうよく遊んでいたので
寂しくなるけれど,どうせドクターに
行くとしてもウィンザーはないといってたし
またどこかで会うこともあるだろう.
あぁ,この感じ.
春だ.
投稿者 カズ : 20:46 | 留学生活