2009年3月30日
修正ペン
ここ数日,学部生の卒論発表があった.
といっても,忙しいこともあり
どれも出席はしていない.
一人30分の持ち時間は
富山と比較すると長いけれど,実際のところ
それぐらいないと満足に発表できないだろう.
…富山のときは何分だっただろうか.
10分だったか15分だったか.
あれほどしんどかった発表が
綺麗さっぱりと思い出せないのは
なんだか悲しいけれど,30分もなかった.
そしてその他の違いとして1日で終わり
ではなく,数日に渡ってということもある.
まあ,富山のときは40人ぐらい?
それに比べて,こちらは10人にも満たない数.
まだ僕が来たころは3人ほどしか発表しなかった
気がするので,それを考えれば多いけれど
10人以下ってのは普通に考えて少ない.
だからこそ30分もできるのだろうけれど
やはりそれほどの人数というのは学科として
寂しいものがある.
最近は,環境にも力を入れ始めたので
きっとこれから増えていくのだろう.
やはり活気ある学科のほうがいいと思う.
さて,このところ取り組んでいる
試料整形.
試料が黒色頁岩ということもあり
方向付けなどに修正ペンを使っている.
この修正ペンでの方向付け.
最近気がついたのだが
一番試料整形のプロセスの中で
嫌いかもしれない.
一見するとたいしてテクニックもいらず
力もいらず,ぼけ~と書いていけそうな
感じがするのだが,さもありなん.
ブロック試料を2つも3つもすすめていくと
驚くほど手の握力がなくなる.
普通にペンで書く分には問題ないのだが
そこに修正ペンの落とし穴がある.
カチャカチャとペンを振り
軸を押して書いていく.
この軸を押して書くという
これがきつい.
しばらくすると押さえることが
できなくなり,力が全くもって入らなくなる.
手をグーパーさせてなんとか
しようとするのだが,なかなか簡単には復活しない.
たいてい1サイト3ブロック.
3,4サイトを一気に石膏で固めるわけだが
それらを終わらすのがしんどくてたまらない.
たぶん紙みたいな表面が滑らかなものなら
いいのだが,これが岩石となると凹凸があり
埃がありで,常に軸を抑える必要がでてくるのも
原因の一つだろう.
この修正ペンの軸を抑えないといけないという
長時間の利用を考えていない構造はなんとかならないかしらん.
…と思って,修正ペンを検索してみたら
今ではノック式なんてものもあるみたいだ.
これはすごい便利そうなのだが
はたしてカナダに売っているだろうか?
文房具に関しては,日本のほうが
質も種類も全てが上.
カナダが勝っているのは
値段ぐらいなもので,質が悪く種類が悪くて
高いとなるから困ってしまう.
これ日本で買って,教授に
その代金を請求できるだろうか.
1本262円って,けっこう安いというか
大学で売っている軸押し式の修正ペンが
4ドルだか5ドルだかするので,安いと思うのだが
なんとかならないものだろうか.
修正ペン.
もっと人間工学に基づいた
とかそんな頭文字がつく製品を
みてみたいものだ.
投稿者 カズ : 23:40 | 雑記