2009年7月21日

スカンク来襲

研究室の命ともいえる
装置がぶっ壊れた.

装置そのものではないのだが
直るまで使えないのでしょうがない.

それにしても,ラボを任されている
助教授の人が昨日,野外にいってくるね
といって出かけた4時間後にこんなことが起こるんだから….

世の中は面白いほど上手くできていやがる.

さて,このごろやけに
夜スカンクの臭いに
出くわす.

窓を開けていればいいぐらいの
気温なのも悪いのかもしれないが
それにしてもひどい.

だいたい2日に一回ほどは
急いで全ての窓を閉じる作業を
しないといけない.

なんとも面倒くさいのだが
スカンクの臭いが部屋に篭ることを
考えればそんなこともいってられない.

そもそもスカンクがどこにいて
なんでこんなに暴れているのかもわからない.

ウィキペディアによれば
風下1.6km(1マイル)ぐらいは人間の鼻でもわかるそうだ.

1.6kmって改めてみてみれば
相当な範囲.

どこでなにが起こっているかなんか
わかるわけもない.

ただ雑食性のスカンク.

ゴミ箱をあさることもあるそうで
当然のことながらストにより街中に
放置されているゴミなんて彼らにとっては
ご馳走みたいなものだろう.

勘弁して欲しい.

…と思っていたのだが
新たな仮説が思い浮かんだ.

いつもは窓を閉めたら
そのまま翌日まで締めたままなのだが
今日は,窓を閉めて40分ほどで
どんなもんだろう?と窓を少し開けてみた.

臭いをかぐ.

あれ?

もう少し窓を開けて嗅いでみる.

おかしいな.

あれほど強烈なスカンクの臭いが
さっぱりとしない.

スカンクの臭いがどれだけ
持続性のあるものなのかしらないが
30分程度で消えるものなのだろうか?

あの強烈な臭いを嗅ぐと
とてもじゃないがそんな風には思えない.

もちろん消えてくれたほうが嬉しいわけだが
それは楽観的すぎる気がする.

ということは,別の可能性があるのではないか.

頻繁に臭いがやってくるということから
近所の,もしくは家の前を通る道を使う車が
スカンクを轢いたんじゃなかろうか.

家の前は十字路で,一時停止サインがある.

スカンクを轢けば,その臭いがつくだろうし
かなり強烈だ.

一時停止ぐらいではわからないが
例えば近所の恋人が住んでいて遊びに来てるとか
近所に住んでいるとか,その可能性もある.

つまり,スカンクそのものが
臭いの原因じゃなくて,その臭いがついた車か
なんかじゃないだろうか?と思い始めた.

まあ,それが合っていたとして
どうすることもできないし,そもそも
車だったとして,洗車などせずに(洗車して
臭いが落ちるものかは知らないが)乗り回すことなんて
少々考えにくいわけだけど.

だとすれば,やはりゴミのせいで
頻繁に現れるのだろうか?

トロントに住んでいたこと
ホストマザーが,家に勝手に入ってきて
シリアルなどを食べ散らかす(野生の)アライグマを
evil raccoonと呼んで忌み嫌っていたが
アライグマの比ではない.

日本では考えもしなかった
スカンクの被害.

この臭いを日本に住んでいる人たちに
伝えられないのが悔しくてしょうがない.

投稿者 カズ : 22:13 | 留学生活

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