2009年7月26日

ホットケーキ

カナダの北はユーコン準州に
ドーソンシティという町がある.

北緯64度のその町は
ゴールドラッシュの象徴ともいえる町だ.

現在は観光の町といってもいいと思うのだが
同じカナダ国内といっても容易にいけるような
場所でないため,そこに訪れたことがあるカナダ人は
それほど多くないだろう.

町自体は小さく古きよき
ゴールドラッシュ時代の様相を呈している.

以前,サンプリングに行った際に
よったことがあるのだが
とにかく北.

北緯64度は伊達じゃない.

なんで突然そんなドーソンシティが
でてきたかといえば,天気予報チャンネルで
その名前をきいたからだ.

なんでも今年の夏は
オンタリオが寒い.

なんと今夏の平均気温,
トロントのほうがドーソンシティよりも
低いそうだ.

北緯64度の町よりも低いって….

やっぱり今夏はなにかがおかしい.

さて,牛乳を買ってきた.

けっこう久々の気がするし
ウィンザーに来てから2回目ぐらいだろうか.

では,普段なにを飲んでいるかといえば
豆乳もしくは低脂肪乳だ.

今までこれまた2,3回ほど米乳なるものを
飲んだことがあるが,これは別の話.

普段飲んでいるのは
低脂肪乳で,乳脂肪分が1%のもの.

牛乳,すなわち乳脂肪分3.5%のものは
カナダでもちろん売っているのだが
低脂肪のほうが一般的な気がする.

2%に1%そして無脂肪と選択の幅もあるし
3.5%の牛乳は値段がちょっと高かったりもする.

健康を考えたら1%のもので十分だろうということで
普段は1%なわけなのだが,ちょっとした理由で
今回は3.5%のものを.

そのちょっとした理由とは
ホットケーキ.

なんだか無性に食べたくなったホットケーキ.

日本から持ってきたホットケーキの素は
とっくに使い切ってしまっていて
とりあえず近くのスーパーで買ってきた.

aunt jemima

おそらくスーパーで見かけるホットケーキの粉の
種類は,これじゃないだろうか.

黒人のおばちゃんのマークがくっついている.

オリジナルとバターミルク味があったのだが
バターミルクがよくわからないのでオリジナルに.

そして,牛乳と玉子が必要な粉と
水だけ加えればいい粉の2種類.

すでに牛乳成分や玉子成分が入っていて水だけ加えれば
というのは非常に簡便なのだが,なんだか怪しい.

カナダ製品だとどうも怪しく感じる.

というわけで,牛乳と玉子が必要な
粉を買ってきた.

そしてついでに牛乳となったわけだ.

そのときは豆乳を飲んでいたのだが
豆乳で作るホットケーキはなんだか微妙そう.

不味くはないだろうけれど
変り種は牛乳のホットケーキに飽きたときだけで
十分だろう.

そして,牛乳.
別に低脂肪乳でもいいんだろうけれど
せっかくならばおいしくしたい.

ちょっとだけ奮発して
乳脂肪分3.5%のものを買うにいたったのだった.

で,aunt jemimaのホットケーキミックス.

別にこれに限らずカナダのホットケーキは
日本のものに比べてふくらみが足りないような気がする.

テレビででてくるのもそうだし
その辺のレストランででてくるのもそうだ.

だからこそ日本でわざわざホットケーキミックスを
買ってきたわけだが,この粉もそうだろう.

原材料を見てもベーキングパウダーは
入っていないように思われる.

というわけで,とりあえずベーキングパウダーを
混ぜるときに入れてみた.

結果は,やや膨らんだか.

記憶にあるこっちで今まで食べたホットケーキよりは
膨らんだけれども,日本のものよりは膨らみが足りない.

ベーキングパウダーの量が少なかったのか
ほかに根本的な問題があるのか.

とりあえず味はというと
甘くないというかむしろ
しょっぱかった.

もちろん砂糖は入っているのだが
塩のほうが強い.

日本のホットケーキならそれほど
メープルシロップはいらないのだが
これはたっぷりかけないとダメだった.

朝ごはんに食べるのならばこのぐらいの
塩気でもいいのかもしれないが,ちょっとした
カルチャーショック.

やはりホットケーキは
日本のものではないと日本人の口には合わないようだ.

投稿者 カズ : 23:11 | 食べ物

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