2009年3月16日

きなこもち黒みつ仕立て

昨日の夜はひたすらのんびりと
テレビを見ていた.

何を見ていたかといえば
野球(WBC).

今までの日本戦もテレビでやっていたのだが
日本時間の夜だとこちらは朝.

朝起きてテレビをつけたら
始まっていたというのは別に構わないのだが
寝起きで野球を見てもテンションはあがらない.

朝から酒を飲むわけにもいかないし
朝はご飯の支度などせわしない.

が,昨日の試合は舞台をアメリカに移して.

カリフォルニアなので時差があるけれど
それもちょうどよかった.

16時スタート.

酒を飲み始めるには少々早い時間帯の
気がするけれど,しかしそこは日曜日.

中華食材店にいったら,コイケヤの
ポテチが種類たくさんおいてあった.

そしてその中に発見.

カラムーチョ.

値段がわからなかったけれど
カラムーチョが目に入ったからには
籠に放りこまないわけにはいかない.

つまみでいいかと,
衝動買いした値段は1.5ドル.

ポテチにビール.

もう完全に野球観戦の準備はできた.

内容はちょっとグダグダした感じもしたけれど
松坂の完璧ともいえる投球に,酒が進む.

途中からビールからBolivarに切り替え
一人でハイテンションで野球を見てしまった.

久々に楽しい野球観戦だった気がする.

次は韓国戦.ウィスキー片手に観戦したいものだ.

さて,おやつにチョコレートを食べた.

ひよこ,サラダせんべい,キットカットに
続くお土産のお菓子.

これで最後なのだが,貰ったものは
チロルチョコのきなこ味.

正確には,きなこもち黒みつ仕立て

どんなもんなんだろうと
ワクワクしながら手をつける.

キットカットのお汁粉味のときとは
違うベクトルのワクワク感.

あのときは,貰い物で悪いのだが
漂うダメッぷりにネタ的意味をかぎつけ
ワクワクしていた.

が,このきな粉味は同じチョコに和
という組み合わせだが,純粋に楽しみな感じの
ワクワク感.

この違いはどこから来ているのか
わからないけれど,チロルチョコの安定感というのだろうか.

パッケージをめくれば
色はきな粉色.

口に入れると,きな粉の
香りが一気にやってくる.

続いて黒蜜の甘い味と香り.

求肥らしきものが入っているので
モチモチとした食感がある.

もぐもぐと食べると
チョコレートの滑らかさがでてきて,
なんだか不思議な感じなるし,
きな粉味のチョコレートが一瞬
ホワイトチョコレート?みたいな風味を覚えたが
それにしても,おいしい.

そもそもきな粉味の
チョコレートという存在がおもしろい.

きな粉といえば,地元静岡.
安倍川餅.

お餅つきをしたときは
必ずきな粉が用意され,きな粉餅が
作られるし,その後も食べる.

焼いたお餅をお湯にくぐらせ
きな粉をまぶせば,立派なきな粉餅だ.

きな粉に黒蜜とくれば,今度は
静岡ではなく山梨.

信玄餅だ.

いくつかメーカーがあるみたいだが
僕の中では桔梗屋さんの信玄餅.

きな粉餅にたっぷりと
黒蜜をかけて,食べるそれは
山梨土産といえば桔梗屋さんといえるだろう.

実のところ年末というか年始に
食べていたりするのだが,やはり
おいしかった.

このチロルチョコよくできているなぁ
と思ったのだが,一つ不思議な点がある.

それはきな粉なのにむせない
というところ.

きな粉はその名のとおり
粉っぽい.

別に悪くはないが,粉らしさが
あるので,多少はむせることもある.

特に黒蜜とあいまる信玄餅の場合
きな粉も大量にからまることから
信玄餅といえば,むせるもの.

子どものころからそんな感覚があるのだが
その感覚がいいところまできて
消えていくという不思議な感じになった.

食べているのは黒蜜きな粉味.

むせる.むせる.
となるのだが,チョコなので結局はむせない.

その感覚のギャップが不可思議なのだが
しかし,おいしい.

やはり最初に見たときの
ワクワク感は間違っていなかったようだ.

お汁粉にきな粉を
チョコレートで表現.

いったいこの差はどこからくるのだろう.

投稿者 カズ : 21:33 | 食べ物

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